巨大な壁によって分断された管理国家。そこで自由を勝ち取り家族との再会を果たすため、主人公は政府主催のテレビ番組「ウォールショー」に挑むことになります。
その壁は一夜で建てられたかのように突如出現し、国を分け隔てると同時に、ある男を家族から引き離した。家族との再会を果たすため、主人公である赤毛の男は政権が放送するテレビ番組「ウォールショー」で参加者として勝ち抜き、壁の向こう側、自由の世界を目指していく。しかし、番組が進むにつれ、政府と番組の裏に潜む思惑が明らかとなる。約束された「自由」とは、自らが思い描いた「自由」とは異なるのかもしれない…。
Ministry of Broadcast（ミニストリー・オブ・ブロードキャスト）は、「プリンス・オブ・ペルシャ」や「Oddworld：Abe's Exoddus」のような美しいビジュアル作品から影響を受けた2D横スクロールアクションゲームです。プレイヤーはタイミングよく走り、ジャンプする一方で高所からの落下を避ける、そんな古典的なシネマティック横スクロールアクションの魂を引き継いでいます。自由と家族を勝ち取るため、主人公を操作し、政府の監視の目が絶え間なく光るアリーナの出口を目指しましょう。荒廃した危険なステージには様々な障害物が設置されており、プレイヤーの行く手を阻みます。足の骨が粉々になるような高さからの落下（高所恐怖症の方は注意）、悪臭を放ちながら燃え盛るゴミ箱、厄介な棘の床、天井にかかる錆びついて折れそうな鉄骨…。ただし、これらの障害物は主人公を待ち受ける過酷な運命と比べたらほんのちっぽけなものです。
ゲームの特徴
* プレイの手を止めさせないシネマティック・アドベンチャー：プレイヤーは、番組を構成する数々のアリーナを走り、ジャンプし、落下しては登るなどのアクションを繰り返しながらゲームを進めていきます。ストーリーは、スムーズに流れる一連のアニメーション、ステージ、NPCとの会話などを通して徐々に明らかになっていきます。
* アートとユーザビリティを融合した環境HUD：体力バーやミニマップなどの必要な情報をすべて環境に組み込むことにより、表示項目に邪魔されないすっきりとしたプレイ画面を実現。パズル攻略のヒントなどはさりげなくゲームの背景に溶け込んでおり、プレイヤーは失敗しないよう、常に目を凝らしながら各所に散りばめられたヒントを読み取っていかなければなりません。
* 解きごたえのあるパズル：プレイヤーは閃きと、時には無慈悲な心を持ってパズルを解いていかなければなりません。重力や反動を利用して足場を移動させたり、散在するレバーを動かしたり、時にはNPCを犠牲にしたりして道を切り開いていくのです。
* ブラックジョークが散りばめられたディストピア：ブラックなジョーク、皮肉たっぷりのジョーク、そして喜劇のような悲劇。それらが最高のバランスで暗く冷たいディストピアの世界を描き出します。
