『Cyber Manhunt: New World』は『Cyber Manhunt』シリーズの二作目となる作品。前作の世界観を踏襲し、現実社会を背景にしたストーリー仕立ての謎解きゲームである。バックストーリー2022年、アリヴィアワールドを取り巻く「イモータルコード」事件が収束し、首謀者である謎のハッカーVanも姿をくらました。騒動が収まり、人々は爆発事件の影から解放されつつあり、インターネットに対し厳しい規制が行われるようになった。そんな中、ビッグデータ技術の最先端を行く企業であるタイタンマトリックスが、画期的なAIプロジェクトを発表し、世界中の注目を集めた。世界が明るい未来に向かっているように見えた……
しかし果たしてそうだろうか？AIが人間社会のあらゆる場面に浸透していくにつれ、便利さをもたらす一方で、生存空間を侵食し圧迫していく。AIを利用した誹謗中傷や悪意ある書き込みといった行為はますます容易になり、気づかれにくくなる。明るい未来に潜む未知の危険が、人々に忍び寄ろうとしていた。
そしてあなたはタイタン社のAIアシスタントとして、この不条理な世界を目撃することとなる。捜査の過程で人間性や道徳観が試される場面に直面し、次々と起こる事件の真相を探りながら、究極の答えを求めて真実を解き明かそう…
真実が暴かれる時、「理性」と「感情」、あなたはどちらを選ぶか？
バーチャル世界に生きるAIアシスタントとして、プレイヤーは上司と会社が出した任務を遂行する。ゲーム内で使われる社会工学スキルは全て実在のハッキング事件から着想を得ている。パスワードクラックやスプーフィング、フィッシングなどの基本的な手法から、音声操作やWebペネトレーションなどの高度な策略まで、リアルなハッキングスキルを活用しながら数々の難事件を解決し、ストーリを進めていく。
• ブラウザ：既知の情報を使い、検索エンジンを通してインターネット上に公開されているターゲットの個人情報を入手する。
• データベース：タイタン社のデータベースを徹底的に検索し、非公開の個人情報を探る。
• クラッキングツール： ターゲットのパスワードを解読し、EメールやSNSアカウントを乗っ取り、チャットログやメールなどの内容を確認する。
• スプーフィング：ターゲットの人間関係を把握し、なりすましや匿名の誘導を駆使して、より価値のある情報を引き出す。
• スマホハッキング：ターゲットの生活習慣などに関する情報やIPアドレスを入手し、それに基づきフィッシングのURLリンクを作り、PCなどの他のデバイスをもハッキングする。
• Webペネトレーション：ペネトレーションツールを利用してウェブサイトのバックドアを見つけ、裏チャットルームに入り、深く埋もれた秘密を掘り起こす。
• 推理：錯綜した手がかりを整理し、推理を展開して究極の真実を突き止める。
人類は今後AIとどう共存していくのか？そして人類自身の運命は？
実話をもとにしたストーリーはそれぞれ独立した物語として完結しているように見えるが、実際は見えない糸で繋がっている。調査を進めていく中で、あなたはターゲットの心の葛藤や感情のもつれを深く掘り下げ、彼らの喜びや悲しみを感じ、物語に影響を与えるであろう決断を下す。
物語が進むにつれて真相が次々と解明され、巨大で緻密な陰謀も明るみになっていく。調査員であるあなたも、なんとこの大掛かりな計画の必要不可欠な一部として、早々に組み込まれていた……
登場人物たちは全く違った家庭に生まれ、それぞれ異なる個性や経験を持つ。ただ生きるだめに動く人もいれば、所属欲求や承認欲求に駆られて行動する人もいる。私欲のために悪をなす者も中にはいるだろう。だがAI技術の普及により、もはや隠せる秘密などない。
前代未聞の「知的生命体3.0」、我々にそれを受け入れる準備はできているだろうか？